月曜日, 2月 11, 2013

ひょんなことから200枚ほどレコードを貰った。内容は主に80年前後のUS盤。フュージョン多し。そのへん、ちょっと苦手であるが、すこしだけ日本のフォークがあり、その中に「加川良/アウト・オブ・マインド('74)」をみつけることができた。あまり気を引くジャケットではないがこれがとてもいい。後のハックルバックによるアメリカ南部のテイストがプロテスト・ソングを歌っていた「教訓」のころの印象を大きく塗り替える。林敏明のセカンドラインや鈴木茂のスライドギターが加川のあらたな魅力を照らした。「教訓」を聴いたときには歌詞がうるさく、はっぴいえんどがバックにいるからといっても興味をもてなかっただけに嬉しい再会。加川良はいまもライブが活発で、今週末も大阪・堺市の『たたみや』でライブがあるというからこれはいってみよう。ついでに他のライブの共演者をみていると、松山千春の名前があって意外に思ったが「なぎら健壱/日本フォーク私的大全」によると「加川良の歌に影響を受けた」という松山千春の発言があるくらいだから長い付き合いなのだろう。異なるジャンルで活躍する同業者を評価できるセンスが松山千春にあるとは知らなかった。