日曜日, 1月 20, 2013

兵庫県立美術館まで「フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活展」を観に出かける。JR新快速で芦屋まで行き、そこから普通に乗り換え灘で下車。美術館まで歩く間から、かなりの人が同じ場所にむかっているなと思わせる流れがあったが、案の定、会場は混雑しておりチケットを買うのにも一苦労。この日だけのイベント 安藤忠雄の講演会「生活文化とデザイン」の整理券配布にいたっては並ぶまえから「配布は終了しました」と係員に制止されるほどだった。配布開始の12時に合わせて来たのにこのざま…。俺は安藤忠雄の人気を舐めていた。

トーヴェ・ヤンソンの展示は面白かった。彼女のイラスト以外の仕事、油絵や抽象画、小説の執筆、いくつもの装丁を見ることができた。小さな挿絵は緻密なもので、細かい線が魅力だった。戦前の作品にしては印刷技術も高かったのではないか。また、自伝のタイトルが「彫刻家の娘」だったことにはあの線の出自を思わせるものがあり、興味が深まった。