月曜日, 5月 26, 2014

朝、雨はふっていなかったが、降水確率70%ということで、傘を持って京阪出町柳まで歩き、樟葉へむかう。院内での打ち合わせはもう4回目。だいぶ打ちとけた雰囲気に思える。1時間ほど話した中に不安点はなく、妥当な修正指示を持ち帰る。そして大枚をもったまま、くずはモールで散財!のつもりが、とくにめぼしいものにはあたらず。目当てにしていた無印良品のデスクライトも欲しかった色は品切れで手ぶらで退店。雨は強く降りだしたが、このまま帰ってしまうのも気持ちが収まらないので、大阪の友人に連絡して南森町で待ち合わせて会うことにした。会って話すのは2年ぶり。結婚おめでとう!と、コーヒーを奢って結婚祝いをすませる。天満で別れたあとは、グランフロント 北館のひろい無印良品でひきつづき目当てのデスクライトを探したがまたしても品切れでなかった。ちらっと寄ったルクアのアメリカンラグシーでパイル地のショートパンツを買う。空腹を感じていたが、冷蔵庫に残り物の豚のしょうが焼きと味噌汁と冷ご飯があることを思い出し、そのまま阪急で帰宅。

深夜、佐藤泰志 - そこのみにて光輝くを読了。89年の作品とは思えない鬱屈した閉塞感が描かれているが、その中での日常もある。悲痛という印象はなかった。拓児が姉をかばって起こしてしまった暴力事件の結果は、考えられる限り残酷な結末を示唆しつつ、当事者同士でのみ個人的な範囲で収まるところにこの小説のテーマがはっきりと感じられた。救いようのない絶望を与えない代りに、土地を離れて新しい仕事に就くことも許さない。逃れられない過去と土地と共に息を潜めて生きていく。