火曜日, 1月 14, 2014

17時になってもまだ明るくて日が長くなった気がしたが、真上に満月がでていた。夜からはライブを観に拾得へ向かう。「黄金の館 no.1」吉田省念+植田良太+ウエッコ guest:野村誠・やぶくみこ。初めて聴いた野村誠のピアノ演奏は素晴らしかった。最初の鍵盤タッチからすぐに彼の世界は立ち上がり、身体を揺らしながら即興演奏の様にあらゆる曲を飲み込む。野蛮なようでいて緻密な構成。ブレない演奏力。頭の回転が速い人の早口のおしゃべりを聴いているようだった。音楽を始めたきっかけはバルトークなのだという。続く吉田省念+植田良太+ウエッコは3人ともが弦楽器でありながらしっとりしていた。それまでのピアノ・パーカッションの演奏の印象が強かったせいもあるだろうか。最後の曲、リラックスでは賑やかになったが、その急な雰囲気の変わりかたが吉田省念と三日月スープ以降にあったいろいろな変化を思わせた。第三部は出演者全員で即興的な演奏。自由奔放な奏者と思われた野村さんが誰かのキューを伺いながらチラチラ視線を送っているのが面白かった。

終演後は閉店までビールを飲んだあと、4人で大宮の天下一品でラーメンを食べにいった。平日の深夜にもかかわらず満員であることには驚くしかない。三条商店街をぬけて河原町通まで歩いた後、自転車をこいで帰宅し午前3時就寝。